先週の土曜日は午前中からお茶の講座へいった。
渋谷駅から道玄坂を登り、中国茶のお店へとたどり着く。
渋谷はいつでも雑多で、ひとがありんこみたいにうようよと動いていて
頭がくらくらするような感じ。中国茶のお店だけを目指して早歩きで向かう。
今回で4回目なのだけど、お店にたどり着くとほっとする。
なんかうちへ帰ってきたみたいな。
七三分けの体格のいい中国人の先生が二時間みっちりとお茶について教えてくださる。
知らない人ばかりなんだけど、自分が習いたいとゆう意志がきちんと見える人は堂々と一人を楽しんでいる感じがする。周りを気にするよりも大事。
今回は、白茶、黄茶、花茶を飲みくらべ。
中国茶は茶器を暖めて使う。この茶色のポットがいつもかわいいと思う。
おうちにほしい。まずは香りを楽しむ。香ってから、ゆっくりとお茶をいただく。
香りを楽しむための長細い聞香杯があるから、そこに一度お茶を注いで、その後お茶を飲むための小さな茶杯に移してから飲む。
聞香杯に注いだお茶の残り香がふんわりと鼻に入ってくる。
香りは時間と共に変化する。少し甘く感じたりする。
香りを楽しむには、小さく密やかな自分だけの時間が必要なきがする。
香りや匂いを楽しむって、一人きりの方が感じれると思う。
鼻から大きく香りを吸い込んで、体まるまるいっこが中国茶の香りで満たされていく。
体の中に花が咲いたような気分。窓の外をみると大きな青い空。
体も心も溶けてゆくような時間を持ちたい。中国茶はそんな時間をくれるようだ。